春の風      05、04、10

暖かい風に誘われて
青空の下
少し大きな歩幅で歩く

果てしなく続いていくような
満開のさくら並木に
こぼれる笑顔
晴れわたる心

この花は
やがて散るけれど
どうか

消えないで

消えないで

この心に吹いた
暖かい春の風

05-17 さくらはいいよね。
すごく心に力が湧くような気がする。



踏み切り待ち。     04、12、13

冬の夕暮れはせっかち

あっという間に
すべてが影となり

闇に飲み込まれる

ほら
私を見つめる 貴方の視線も

闇の中




私を捕まえる


04-28 これってダークな詩ですかね?
踏み切り待ちで車を停止させ、目の前の景色に釘付けになった。ぽかんとして、そのあと突然携帯のカメラを構えた私に助手席のダーリンはびっくりしていたけど、なんか心奪われる光景だったの。
だから、詩はオマケみたいなもの。
ところで運転中に携帯を使っちゃいけません。そんなことにも思い当たらず何かにとりつかれたかのように写真を撮った、、、


冬の海     04、11、18

水平線のかなた見つめて
ポケットに入れた貝殻を

かさり
指先で探る

空気が冷たく澄んで
空が高く見えるね

頬をさす冷たい風に
少し肩を縮めて

でも
負けないようにちょっと大きな
       歩幅で歩く

冬の海は ロマンティック


04-18 海を思い浮かべてニコニコしながら書いたおぼえが(笑)
何がロマンティックなんだかイマイチわからなくて(自分の言葉なのに)とりあえず保管しておいた。
相変わらず今読んでも何がロマンティックなんだかイマイチ解りかねますが、言葉としては纏まっていると思うので。



光の魔法。     04、11、18

いつか天使が降りてくる

この空を見上げて

雲の隙間から
零れ落ちるこの光を

降り注ぐ幸せのカケラを
  カラダいっぱいに浴びて

今日一日頑張った自分と
明日からも頑張っていく自分へ

エールを送ろう


04-17 今頃アップする理由がねえ、とりあえずこの詩は投稿することを考えて作った詩。
そしてまたもや投稿することを断念した詩。それでも没にしきれなくって眠らせていた詩。
投稿しようとしたサイトのこのころの日記の写真から影響を受けて。。。さてどこでしょう????(笑)



秋の訪れ     04、09、15

青い風が吹いて
世界が色をまとった

まるで違う世界に来たような
温度差

水槽の中の熱帯魚のように
隔絶された空間からその透明な瞳に
世界を映す

そんな生き物になった気がした



04-4 この詩はね〜、すごい苦労した。
最初は駅の中の光景を綴った詩だったの。
ボツったヤツ!くやしぃ〜!!!
何を書きたいんだかわかんなくなって、すごいすごい悩んで今日、帰りがけひんやりとした風を全身に受けた瞬間、びびっと(笑)
だから力技で最初の詩を別の詩にひん曲げちゃったような詩なの。ああああああああ!!!!!かなり不満なんですけど。



台風一過      04、08、某日(笑)

台風一過
大きな雲の影が
私を追い越して行った

残されたのは 新しい私


04-3 どうしても残したかったらしく、ベットに入っても寝付けず、仕方なくノート引っ張り出して
書き残した文章。日付も残してなかったよ(笑)



待ち焦がれるもの     01、11、13

頬に触れる風が
厳しさを増す

もうすぐ耳が
キンと痛くなる

冬が やってくる

だんだんと蒼さを増す
この空を見上げて

だんだんと透度を増す
この空を見上げて

待っている

私は毎年待っている

限りなく透明な蒼い空から
真っ白な羽根ひとひら

降りてくる日を待っている


*冬がくると嬉しくて、同じような詩ばっか書いてるわ。
しかし冬の朝ほど、厳しいものはない。毎朝冬なんてだいっ嫌いだ!と思いながら起きて、毎晩冬が大好きだ♪と思いながら帰ってくる。
調子の良い私だったり……。



廻る季節     01、11、06

鼻の奥が
つんとするほど 冷たい空気

透明な空

瞬く星

ほら 冬の空が
私の上に 還ってきた……


夏のゆびさき     01、08、05

日中から夜へと 移りゆく瞬間
逢魔が時と言われる時刻

世界はより鮮やかな 蒼に包まれ
物質はすべて 輪郭をより鮮やかに現す

ああ 私の指先も
蒼に包まれてしまった

よく晴れた
暑さの厳しい日の
この時刻にだけ 姿を現す

夏のゆびさき


*これだけは気に入ってるから、SIMONさんトコのBBSから探して持ってきました。


春を待ち損ねて     01、03、04

白く にごった空から
はらはらと 散る雪

静かに 静かに 降り積もる

この雪が 消えてしまう その前に
どうか どうか
この願い 叶いますように

暖かい春が 訪れる前に
この想い 届きますように

冷たい心のまま 迎える春は
あまりにも 厳しすぎるから・・・


雲に導かれて     00、12、13

空に浮かぶ あるひとつの雲を追って
僕は旅に出た

青い空に ふわりと浮かんだ白い雲を追って
僕は旅に出た

山へ登った
頂上に着いたとき
僕は空に手を伸ばした

白い雲は ただゆらゆらと漂っていた

川を渡った
水面に映る雲を
僕は手ですくおうとした

白い雲はたちまちぼやけて消えてしまった

海へでた
船一つない浜辺

でも 君がいた
雲はやっぱり空を漂っていた


23、あっはっは、空をテーマに詩を書いたらこんなんできた。どーよ。
勇気がなくて投稿できなかった(苦笑)


いつか ここで……     00、08、14

流れるように
消えていく 景色の中で

海がキラキラ光っていた
木々の緑が鮮やかだった

大してめずらしいわけでもない
その景色が
妙に懐かしかった

やだな 私
淋しかったんだ……


(00)10、おばあちゃんの家に向かう電車の中で書きました。

大事なコト     00、08、07

いつもいつも 通る道
きっときっと 変わらぬ風景

縁側で孫と遊ぶおじいさん
庭の草木を丁寧に世話するおばさん

いつもいつも 見かける風景
和やかな 人々の風景

ある日突然なくなったのです
いつもの曲がり角曲がったら
家のドアを開けたら
おじいさんの座っていた縁側が
美しい花を誇るお庭が
消えていたのです

いつもいつも 見かける風景
和やかな 人々の風景

それでもいつかは
消えてなくなる 風景


(00)5、マジでビックリしたのです。実際いつも使っている農協に行こうと角を曲がったら
いつもいるはずのおじいさんやお孫さんがいなかったのです。家ごと消えてしまったかのように。
それが1ヶ月ほど前のこと、そしてつい最近自分の家のドアを開けたら、裏の家がなくなっていたのです。
まあ実際は今現在どちらも新しい家を建築中なのですけどね。
ARIKAは古い家が大好きなんです。だからかな、すごく残念でした。


温度

鳥たちがはばたく空

あたたかい

ネオンが光る街
あたたかくて 冷たいね