手に入れたかったモノ
それは
こんなカタチだったのだろうか?
世の中の仕組みは
意外と難しくて
首を傾げてしまう
それは私が無知ゆえなのか?



ARIKA的結婚について。
ちょっと夢のないことを書いてしまうと思います。結婚にまだ夢をもたせてよう〜と先日も友達に怒られてしまったので、そういう方はこのページはご覧にならないでください。ただ、ARIKA達夫婦ってたぶん、一般的ではないよね。



結婚するということ。     04、10、16
 結婚すると、女性は名字が変わる。そんなこと当たり前のことなのに、自分の身に起きたとき思い切り戸惑った。慣れていくものなんだろうと当初思ってみたのですが、今でも戸惑ったまんま。それなりにARIKAがリサーチしたところ、結婚して彼の名字で呼ばれるようになることに対し、結婚した女性は嬉しいと思うんだって。思わないのは愛がないんじゃないの?とまで言われるのは心外なんですけど。いいけどもう。
仕事する女性にとって結婚って重い足かせだよね。会社で今まで名乗っていた名前さえも変えなければならない。それって電話営業をするARIKAにとっては、名前についているお客様の信頼をすべて捨てなければいけないことなんだよ。それでも総務には理解してもらうことができず自分の部署のみで旧姓を名乗り続けることに許可をもらった。ARIKAは一切社内でダーリンの名字で呼ばれても反応しない。けど、内線表とか社内の名簿みたいのにはその名字が載っているちぐはぐ感。もう自分で各部署の人と話すときはひたすらお願いして回った。総務があそこまでかたくなな態度に出なければ、今ほど新しい名字を名乗るのに抵抗はなかったかもしれないけれど、私としても譲れなかったので、意地になって社内で旧姓を使っていたせいか、結婚した当初よりさらに新しい名字に戸惑いがあるように思う。
名前だけじゃない。自分に勇気がないだけかもだけれど、結婚してから転職する勇気がなくなった。結婚しているってだけで自分の価値が半分以下に下がったかのような判断を受ける。どうせすぐ子供産んで辞めちゃうんでしょとか、言われるのが怖い。最初からナーバスなことばっか書いてるね、私。
 仕事以外でも、新しい呼び名がつく。「奥さん」「奥様」この呼び名で呼ばれるのが私は非常に苦手。お店とかでさ、そう呼ばれるたびに自分が老けていくような気になる。ひっそり落ち込む。
べつに結婚したことを後悔しているわけではないけれど、結婚したことに対してあまり意味を感じない。ダーリンは男として信頼を得たとか社会的に立場が良くなったとかあるらしいけど、ARIKAにはなんも利益ないね。実際こうして暮らしてきてわかったのが、ARIKAは養ってもらうことに我慢できる人間じゃなかった。自分の思う通りに生きることしか出来ない。そしてダーリンも奥さんを養うということが出来る人ではないんじゃないかなぁ。
ええと結婚した経緯については恋人のほうのコンテンツに本日付でアップしてあるコラムにも書いてあるんだけど、簡単に言えば一緒に住みたいと思ってお互いの両親にご挨拶に行ったらうちの両親がそれなら結婚してくれないかと言うので、まあそれならそれでもいいかと、ARIKAはすごく気軽に考えてしまっていたのでした。実はねえ、ARIKAはそうだったのだけれどダーリンはちゃんと考えていたみたいよ。だから、ARIKAだけが結婚して戸惑うばかりなんだけどね。自業自得なんだけどね。そして相変わらず結婚に意味を感じていないARIKAは離婚というものにも意味を感じていない。だからダーリンは私を放っておくと平気でよそ見をすることも知っている。結婚しても奥さんをちっとも自分のものに出来ないダーリンは可哀想だなぁと思うことがある。それでもダーリンがARIKAに夢中な間はARIKAもダーリンに夢中なんだから、それでもいいのかもとも思う。だから、私は最終的に年をとっておじいさんおばあさんになってもダーリンと手をつないで歩いていられたらいいなというのが理想だといっているのです。結果的にそんな未来が来ればいいとは思う。でも、その過程でどちらかが無理をしなければ、我慢をしなければいけないことがあるのならば、その限界を超えるときはこの手を放すことだってあってもいいと思う。私にはきっとどうしてもこの結婚という仕組みの深さを理解することは出来ないのだと思う。家族とか血の繋がりとかの深さを理解できないのと同じように。



子供。     04、10、16
あーあ、こんなこと書いていいのかなぁ。と思いつつ書いちゃいます。ずっとダーリンに言えなくて悩んでいたけど、先日ちゃんと話せたからさ。
結婚すると次は子供だねとか、言われてて、まあARIKAもすぐとは思わないけどいつか欲しいなとか思っていたんだよね。まさに漠然と。
ところでうちのマンション、子供多いんですわ。まあ、新築大規模マンションなので新婚さんやら若夫婦やら多いんだろうなあとは思っていたけれども。しかし、あの様子見てたらマジでへこんだ。やばい、私本気であんなふうになりたくない。ラウンジのソファとか平気でどかどか土足で上がったり噴水とかでびしょびしょになってるの、面倒見切れないし、それをしからない親にもなりたくないし、無理だよ。
しかもね、私は以前から書いているように自分の子供を他人として認識できる親でいたいと公言していましたが、それには弊害がありました。他人のために10ヶ月自分のしたいこととか我慢できないよ(死)ライブとか行けないなんて論外、デカイ腹抱えて行くのなんて恥ずかしいし、吸いたい時にはタバコも吸いたいし、風邪ひいたら薬飲みたい。飲み会も大好きだし、仕事休みたくない。わがままなんだけどさ、でも私何より生まれてくる子供に対して責任もてないよ。その子の思いをすべて受け止めてあげることなんて出来ない。きっと私は自分のことより子供のことをいつも優先することは出来ないと思う。それは親として致命的な欠陥だと思う。想像だけで言わず、実際子供を産んでみたら世界が変わるからとか聞くんですが、もしも変わらなかったら誰が責任取るんですか??私だよね???
やだよ、私自分のことそんなちゃんとした人間だと思ってないもん。もともとねぇ、普通の価値観持ち合わせていたならば今までこんな苦労してきてないんだよ。ARIKAは普通にXが、YOSHIKIがいなければ生きていけない人間で、自分の好きなものはどうしても諦められない人間で、何かに押さえつけられればそのぶん反発してしまう生き方しかできない。何かに縛り付けられて生きることは、できない。それは、願望的にはまだ若いからだったらいいなとか思うけど、たぶん一生無理なんじゃないかな。それは、10代の頃やっぱり大人になったらこの、嘘がつけなくてわがままな性格とか、丸くなって妥協とかして生きていっちゃうんだろうなぁと思っていた自分に対する返事だったりするので、悪いことだとも思っていない。大人になりたくないと思って生きてきたこと、ある意味未だに大人になりきれない自分を誇らしく思ったり。間違いだけど。
だめなんだよ、ずるい大人だからね、今のARIKA。未だに自分に嘘はつけないけど、他人には嘘つくからね。自分の行動には責任もつけど、そのほかは知らん顔するからね。でも、自分のことだけで精一杯だよ。今しか出来ないこと、いっぱいあって、捨てられない。世間的にそれでいいわけないとは思ってるけど、これが今のARIKA。



マリッジブルー     04、10、26
ARIKAねえ、結婚することになって結婚式が近づいたとき、不安に思うことがあったのですよ。それがARIKAはマリッジブルーってやつかなぁと思ってたんですけど、友達に相談したら頭っから否定されたから違うらしい。。。ので、ARIKA的マリッジブルー(笑)の話。
結婚って漠然と考えていた頃はあこがれていたし、結構夢見がちだった。ダーリンのこと好きで好きで仕方がないし、いつも一緒にいたい。何かあったときには支えてあげたい。ARIKAにできることは全て全てやってあげたい。結婚することになって嬉しかったよ。でも、気がかりなことがあった。ARIKAには命をかけてもかまわない大切な人がいます。私が今ここで生きているのはその人と出会えたから。その人の言葉に救われたから。どんなに感謝しても足りないぐらいの恩人。
だからARIKAにとって何より大事なことはYOSHIKIの幸せ、笑顔。きっとARIKAにとってYOSHIKI以上に大切に思える人はこれからも現れない。きっとYOSHIKIに会える機会があるならどんな大事な用事でも放ってしまうと思うし、どんな約束も破ってしまうかもしれない。YOSHIKIという存在は私にとってすべてだ。だから、ダーリンと結婚していいのか、ダーリンにちゃんとこの話をしなければいけないんじゃないのか、いつか私はあなたを裏切ることがあるかもしれないと話さなければいけないんじゃないのか、悩んだんだ。そんな時、相談した友達の一人が、「sargeくん(ダーリン)とYOSHIKIが両方崖から落ちそうになってたら、どっち助ける?」と、ありがちな質問をくれたんだ。そのときARIKAは答えなかったけど、とっさにYOSHIKIだろうなあと思った。それでダーリンが落ちるんだったらARIKAも飛び降りようかなと思った。YOSHIKIにただ生きていてほしいと思った。だってARIKAが救われたようにたくさんの人がYOSHIKIと出会うチャンスをつぶしたくない。博愛主義者とかじゃないけど、でもARIKAにとってYOSHIKIはそういう存在。なんか宗教チックだけどね(苦笑)
でも一方でショックだったよ。いや、本当にね。とっさにそう思ったってコトは実際そんな事態が(あるわけないけど)起こったらそうしてしまうってことでしょ??でも、それでふっ切れた。ダーリンには言えない。けど、諦められなかった。ダーリンを好きだから。ARIKAはダーリンを幸せにすることはできないかもしれない。でも、努力することはできる。やってみたいと、思ったんだ。あの時ARIKAは悲壮なまでの覚悟を決めた。命レベルで選ばなければいけないことが起こらない限り出来る限りダーリンを優先できるようにしようと、覚悟した。そして結婚したんだ。
だけどね、あの時はできると思った。努力しようと思った。だってこれでダメならARIKAは一生一人ぼっちだ。
でも、今考えると、誰かのために何かを我慢しなければならないということは苦痛だよね。その誰かをいつか恨んでしまうことになるんじゃないの?言い訳かもしれないけどさ、ARIKAは我慢できなかったよ。自分の好きなことに突っ走りたい自分を止めることは出来なかったよ。それでもこの手を放せない。いつか、ダーリンは私に愛想をつかすかもしれない。でも、ARIKAはダーリンを好きだよ。それだけは本当。